2020年6月2日火曜日

6月の言葉〜宗教科から〜

こんにちは、足立です。
6月に入り、早いもので梅雨の季節になってきました。
さて、月が変わりましたので、
敬愛中学校・高等学校の「今月の言葉」を紹介いたします。



この言葉について、宗教科の中村由人先生からメッセージをいただいています。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
毎日生きているといろいろなことに直面します。物事が順調に進むときもあればうまくいかないときもある。楽しいときもあれば辛いときもある。思い通りにいかないことがあると、愚痴や不満も言いたくなります。時には憂鬱な気持ちにもなります。
この度の新型コロナウイルスの感染拡大によって、学校に行き、授業を受け、友達と語り合い、クラブ活動に勤しみ、さまざまな行事に参加するというこれまで当たり前であったと思っていた日常の生活が失われました。
休校や外出自粛といった日々が、非常に苦しく憂鬱な時間に感じられます。
しかし、この状況を少し視点を変えて考えてみましょう。
この状況を一つの縁、きっかけとしていけば今までの生活というものが当たり前ではなかったと気づかされると思います。そして、当たり前ではなかっただけではなく有り難いことであったと気づかされるのではないでしょうか。
有り難いとは、有ることが難しいことで、当たり前の反対の言葉なのです。

人は、何かに気付かされて初めて今までのことを振り返ることができる存在です。
辛いことであっても無駄なことなんて何ひとつなく必ず気づきをくれるのです。
 そして、今後においても「あの時コロナウイルスによって大変だったけど、沢山のことに気付けたな」と思える日はきっと来ると思います。
 私たちはこれからも、様々な困難に直面するでしょう。しかしその度に、なかなか得難い学びを得て気づかされながら、そのときその瞬間を精一杯生きていきたいと思います。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

今の状況に不平不満や愚痴を言うことは簡単ですが、
大切なことは「考え方を広げること」なのだと思います。

身の回りの小さなことに
「ありがとう」
と思う気持ちを大切に、
今日という日を精一杯生きていきましょう。


0 件のコメント:

コメントを投稿