2025年2月25日火曜日

缶サット甲子園全国大会

こんにちは、高尾です。

理科研究部が11月に行われた缶サット甲子園九州大会で
優勝し、2月22日〜24日全国大会に出場してきました。

缶サット甲子園とは、空き缶サイズの模擬人工衛星を製作し、
自分たちが考えたミッションを達成させます。
地上から100m程度までロケットで打ち上げ、
パラシュートで落下する間に搭載したセンサーなどで
データを取得し、そのデータを分析し、プレゼン発表を
行います。よりクールな缶サットを製作したチームが
優勝となります。

敬愛理科研究部のミッションは、
「スペースデブリを大気圏に突入させることで、
宇宙空間をクリーンにする」でした。

ミッションを実現するためどのような缶サットを
製作すればよいのかが難しいところでした。
宇宙空間のデブリに与える影響を
地上100m程度から落下する缶サットで確認する。
スペースデブリに磁場を与えると渦電流が発生し、
スペースデブリにも磁場が発生する。
これによりスペースデブリの速さに変化を与え、
減速すれば大気圏に突入し燃え尽きてくれる。
スペースデブリに渦電流が発生する時に、
熱が発生する。
この熱を地上から打ち上げる缶サットに
計測させることを考えました。
様々なセンサーを試行錯誤の中から選択。
今回クラウドファンディングで資金を調達。
いただいた資金を当てさせていただきました。
サーミスタというセンサーを使い、
当日は3℃ほどの上昇が起こり、
渦電流が発生したことを裏付ける発表ができました。

打ち上げは無事に成功し、
GPSセンサー以外の全てデータは取得することに成功。
マイコン同士の無線通信、地上のパソコンと缶サットの
無線通信にも成功、缶サットに搭載したSDカードにも
データをしっかりと記録することができました。

下の写真はパラシュートでゆっくりと落下する
敬愛缶サット。

出場した他校のミッションやプレゼンも素晴らしく
大いに学ぶことができました。

入賞することは叶いませんでしたが、
これまでの取り組みを更に高めることができそうです。

最後に、支援いただいた皆様ありがとうございました。
打ち上げ前日まで睡眠不足になりながらも、
作り上げた部員の皆さん、お疲れ様でした。




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