こんにちは、高尾です。
理科研究部が11月に行われた缶サット甲子園九州大会で
優勝し、2月22日〜24日全国大会に出場してきました。
缶サット甲子園とは、空き缶サイズの模擬人工衛星を製作し、
自分たちが考えたミッションを達成させます。
地上から100m程度までロケットで打ち上げ、
パラシュートで落下する間に搭載したセンサーなどで
データを取得し、そのデータを分析し、プレゼン発表を
行います。よりクールな缶サットを製作したチームが
優勝となります。
敬愛理科研究部のミッションは、
「スペースデブリを大気圏に突入させることで、
宇宙空間をクリーンにする」でした。
ミッションを実現するためどのような缶サットを
製作すればよいのかが難しいところでした。
宇宙空間のデブリに与える影響を
地上100m程度から落下する缶サットで確認する。
スペースデブリに磁場を与えると渦電流が発生し、
スペースデブリにも磁場が発生する。
これによりスペースデブリの速さに変化を与え、
減速すれば大気圏に突入し燃え尽きてくれる。
スペースデブリに渦電流が発生する時に、
熱が発生する。
この熱を地上から打ち上げる缶サットに
計測させることを考えました。
様々なセンサーを試行錯誤の中から選択。
今回クラウドファンディングで資金を調達。
いただいた資金を当てさせていただきました。
サーミスタというセンサーを使い、
当日は3℃ほどの上昇が起こり、
渦電流が発生したことを裏付ける発表ができました。
打ち上げは無事に成功し、
GPSセンサー以外の全てデータは取得することに成功。
マイコン同士の無線通信、地上のパソコンと缶サットの
無線通信にも成功、缶サットに搭載したSDカードにも
データをしっかりと記録することができました。
下の写真はパラシュートでゆっくりと落下する
敬愛缶サット。
出場した他校のミッションやプレゼンも素晴らしく
大いに学ぶことができました。
入賞することは叶いませんでしたが、
これまでの取り組みを更に高めることができそうです。
最後に、支援いただいた皆様ありがとうございました。
打ち上げ前日まで睡眠不足になりながらも、
作り上げた部員の皆さん、お疲れ様でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿