昨日までのサニークーバーから、レインクーバーとなりました。
太陽が恋しいという贅沢な思いを持ってしまいますが、
今日は校内でのプログラム。
むしろ、ラッキーだと生徒は話しています。
今日は午前中に調べ学習の発表、
午後はカナダの文化を長文で読解していきます。
午前中の発表の様子です。みんなの前で英語で発表をする体験に、
少し緊張気味な様子もありましたが、次第に間違いを恐れることなく、
とにかく伝えようとする気持ちを大切にしています。
午後は、カナダの文化を学ぶべく、長文読解です。
長い長い文章が全て英語で、
単語が分からなくても説明も英語で行われるため、
内容理解に必死な様子の生徒も見られました。
その中で、カナダの動物や楓の木、
国旗など基本的な知識を得てカナダについての
理解を深めていきます。
長文読解の後には、確認テストの代わりにグループ
対抗のクイズゲーム。携帯の音楽機能は、
分かったグループが押すボタンの代わりで、
教室内に早押しで音楽が流れ、盛り上がっています。
放課後も楽しく過ごす生徒達。チョコレートを食べに行ったり、
日本の100円均一のようなところに行ったりと、
過ごし方はさまざまです。
数人の生徒はバンクーバー美術館で行われている
村上隆さんの展示会に行きました。
カナダではお寿司屋さんも多く、
スーパーマーケットでもお寿司が売られていたり、
生徒のホストの家でも夕食に出てくることもあるようです。
カナダにいながら、日本の文化も受け入れられていることが分かります。
最後に生徒のダイアリーから、1つの話を抜き出します。
‥カナダ人は日本人をとても気がきくというけれども、
私はカナダ人の方がとても親切だと思います。
バスに乗ってきたベビーカーを持つ女性に対して
日本人はサッと身を避けて空間を作るけれども、
カナダでは一旦降りることが普通です。‥
‥日本よりもカナダでは、人に親切にしたことを、
「してあげた」「してもらった」というよりは、
「ただした」、「ただされた」と普通の事のように行います。‥
カナダでは、車椅子で生活する人が朝昼夜関係なく
多く見ることができます。彼らは普通にバスに乗り、
スーパーマーケットに行き、ファーストフードを食べ、
一人で行動しています。バンクーバーオリンピックの時に
町のいたるところで段差をなくしているようです。
多文化の精神が、国境だけではなく活かされて、
それを当たり前に周囲も過ごしていると、
生徒は気づいているようです。
多くの人やモノに触れ、感受性豊かな高校生たちに、
こちらも驚かされるばかりです。
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