2022年4月12日火曜日

4月の言葉

こんにちは、足立です。

敬愛中学校・高等学校の宗教科では、毎月の「月の言葉」を選び

その言葉を通して、自分自身を見つめ直す時間を大切にしています。

2022年度、最初の4月の言葉は

です。宗教科の中村先生から、この言葉についての解説をいただいていますので紹介致します。
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皆さんにとって、「当たり前」だと感じるものは何ですか?

家があること・食べるものがあること・スポーツを楽しめること・時間通りにバスや電車が来ること・家族が無事でいること・生きていること。

いつものように過ぎていく日々の中で、私たちは、それらが当たり前に訪れる日常のように感じながら、毎日を過ごしています。もしかすると、この日常があまりにも当たり前(当然なこと)すぎて、当たり前だとすら感じていないのかもしれません。

それについて難波さんは、我々に広がっている「当たり前」は、素晴らしくかけがえのないものであるとおっしゃいました。

振り返れば、今こうして生きていること自体が、決して当たり前のことではありません。私たちは、恵まれた環境のもと、当たり前のように日々の生活を送っています。

しかし、恵まれた生活を送っているが故に、生かされている自分に気づかなくなっているのではないでしょうか。

ものの価値は、それを失ったときに初めてわかるとよく言われます。そう考えると、いつもと同じように過ぎていくこの平凡な日々、事柄が、実は有り難い事実なのではないかと思います。「ありがとう」とは、「有ること難し」(存在することが難しい)という言葉です。私たちは、何気なく過ぎていく日常の中で、その日常を当然のこととして捉え、そのことに対する有り難さ(素晴らしさ)を忘れてしまっているような気がします。

私の命を包む様々なはたらきの中で、私らしく精一杯生きていくことのできる素晴らしさ、歓びを感じながら生きていきたいと思います。

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