2022年7月21日木曜日

7月の言葉

こんにちは、足立です。

今日は、宗教科の7月の言葉を紹介します。

今月の言葉は

です。この言葉について、宗教科の中村先生より解説いただいていますので、しょうかいさせていただきます。

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今の自分が歩んできた道は、決して自分一人だけで歩んできたわけではありません。


たくさんの人に支えられ、その出会いのおかげで今の自分があります。


仏教の中心的な教えに「縁起」があります。

「すべてのものは、何一つとして独立した存在ではなく、お互いにつながり合い支え合って存在している」

ということです。


花は、種がただあるだけでは咲くことはありません。

太陽と水と土の縁により、種から芽が出て、やがて花が開きます。

それは私自身も例外ではなく、さまざまなものと出会い、それらとつながりながら、その中で私という人格が形作られてきました。

ですから、花も人も同じ、多くのご縁のおかげで成長し、沢山の恩によって、人生が実り多きものになっていくのです。


出会いを有り難いご縁と受けとめることで花がひらき、それに留まらずご縁をいただいたことにご恩を感じ、感謝の思いを心に刻み過ごしていくことが大切なことだと思います。


感謝の心が根になければ実は結べないのです。

目に見える見えないに関わらず自分にかけられている支え(おかげさま)を忘れずに日々精進することが大切です。


人とのご縁により、自分の可能性の花が開き、人への感謝の気持ちその恩があってこそ初めて努力が結ばれる。

どんなときでも感謝を忘れず、そして自分のできる形で恩に報いていく。

この心持ちこそが、人生により豊かさをもたらしていくのだと思います。

敬愛中学校・高等学校 宗教科 中村 由人




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