本日。戦争中に中断した昭和20年 鎮西高等女学校 卒業式を
本願寺鎮西別院にて挙行いたしました。
大先輩方の卒業式を
心温まる式にしようと
中学・高校全校生徒で、式の練習に励みました。
12時を少し回ったところで、
本校インターアクトクラブの生徒が先導し、
雅楽の演奏の中を卒業生にご入堂いただき
式がスタートしました。
校歌斉唱は当時の鎮西高等女学校の歌詞。
大先輩方も「当時の歌詞に変えてくれて
感動しました」と式終了後におっしゃっていらっしゃいました。
卒業生の皆さんが、当時の校歌をたくさんの方が
覚えていらっしゃって、その美しい歌声に感動しました。
お一人お一人に武藤校長よりお渡ししました。
武藤校長の式辞、
同窓会である藤波会より記念品授与と式は進み、
そして、在校生代表のお祝いの言葉を
明日卒業式を控えている
高校3年の元生徒会副会長 江島さんが
いたしました。
最後に、卒業生を代表して藤岡様から一言ご挨拶を頂き、
ご挨拶を頂いた後は、
恩徳讃を大先輩方が歌われていた
当時のメロディーに乗せて唱和しました。
毎朝、全校朝礼で歌われていた恩徳讃。
目に涙を浮かべていらっしゃる
おばあちゃん達もたくさんいらっしゃいました。
感動的な卒業式でした。
司会をしながら、私も涙がこぼれ落ちそうになりました。
藤岡様のご挨拶にもありましたが、
戦争の悲惨さを若い私たち世代が風化させることなく
次の世代、その次の世代へと語り継ぐことの大切さを
改めて感じました。
在校生の皆さん。
昭和20年卒業の皆さん。
そして、この式典をささえていただいたすべての方に
感謝申し上げます。
今日の模様は14日、ないしは15日のテレビにて放映の予定です。
新聞各社も明日紹介があるのではないかと思います。
昭和20年鎮西高等女学校卒業式に出席致しました卒業生を母に持つ娘です。
返信削除本当に素敵な思い出をありがとうございました。
式前日まで、母は数人の同級生と当日着ていく服やアクセサリーを相談しあったりして、まるで10代の女の子に戻ったようでした。
前夜は興奮してあまり眠れなかったようです。
式典での感動は言うまでもなく、エスコートして頂いた在校生の女の子の手がとても柔らかく驚いていました。
そういえば、最近、私や子供も母の手を握ってないなあ…と反省させられました・・・。
この卒業式を通して、母は、鎮西敬愛学園の卒業生であることを改めて誇りに思ったようです。
今回、この卒業式を企画してくださいました関係者各位、当日、式を支えてくださいました皆様、在校生の皆様、心より感謝申し上げます。
そして、鎮西敬愛学園の益々のご発展を、心よりお祈り申し上げます。 合掌