2012年3月15日木曜日

Folkeston語学研修 No4

こんにちは。フォークストン引率の小川です。

4日目は授業の様子からお伝えします。

初日にもお伝えしましたが、
生徒たちは1グループ8人程度の3グループに分かれて授業を受けています。
授業をして下さる先生方はOlivier先生、Dave先生、Luke先生の3人です。

午前中に90分×2コマの授業を3人の先生が
ローテーションしながら教える授業形態です。

授業もヨーロッパ方式で、
先生ではなく生徒が受講する先生の教室に移動するという
日本の大学と同じシステムになっています。

イギリスらしく、前半の授業と後半の授業の間には30分間のTea time breakがあり、
生徒たちはリラックスして後半の授業を受けています。

それでは各授業の模様です。
まず始めはOlivier先生の授業。

ホワイトボードの左端には”Don’t Speak Japanese”と書かれており、
何よりも英語を学びに来ている生徒のことを思って
授業をして下さっています。

生徒たちも先生の言っていることに一生懸命に耳を傾け、
単語や語句程度ではありますが英語できちんと返答していました。

次にDave先生。

彼は実は私が今住んでいる学校の寮で生活を共にしているのですが、
とてもユーモアセンスにあふれ、生徒たちの様子はどう?と、
いつも生徒たちのことを気にかけてくれる優しい先生です。

授業の内容は自分がデザインしたホールのセッティングを
言葉だけでどれだけ相手に正確に伝えることができるかというものでした。

日本語でさえ難しいのに
英語だけで伝えなければならないということで
生徒たちも必死になって説明していました。

最後にLuke先生の授業。

このクラスでは聞き間違いの多い英語の発音を
何度も何度も生徒に聞かせながら、
テンポよく授業を進めていました。

現在、日本でも発音指導が重要視されてきており、
そのことが小学校への英語導入の一要因となっています。
なるべく小さなうちから英語の“音”に慣れておき、
徹底的にまねして繰り返す。
幼児が母国語を習得する過程と全く同じです。
生徒たちも本場のアクセント、イントネーションに触れて、
たくさんの“音”を吸収してほしいものです。

昼食後の午後はバスに乗ってカンタベリーの街へ。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが
カンタベリーにはユネスコの世界遺産の一つである
カンタベリー大聖堂があります。

イギリス国教会の総本山でもあるこの大聖堂の荘厳さに
生徒は感動しっぱなしでした。

生徒の中には、引率をして下さっている先生方が説明していることに、
理解できるまで何度も質問をして、
「やっと聞きとれた!分かった!」と喜んでいました。



これも聞いた話なのですが、
よく家族で海外で暮らすことになった際、
子どもはすぐに英語を理解し話せるようになるが、
大人はそうはいかないということをよく聞きます。
それは「大人は想像力を働かせるから」と聞いたことがあります。
英語で何を言ってるのか完全に理解することができなくても
「きっとこうして欲しいんだ。きっとこんな感じのことを言いたいんだ。」と
想像してしまいます。
しかし子どもは「何で?どうして?」自分が納得するまで聞き返します。
聞かれた方は違った表現を使って説明したり、
あの手この手で理解させようとします。
質問することは自分の知識やボキャブラリーを増やす格好の機会です。
生徒たちもたくさんの「何で?どうして?」を発見して質問してもらいたいものです。


長くなりましたが以下は生徒たちの感想になります。

(伊藤君)
鼻風邪で苦しんでいるものの、毎日の授業を楽しみにしている伊藤です。
僕のホストファミリーの家は父親が警察官をしているので、
家族が別々に住んでいるそうです。イギリスの料理も良いですが、
日本の料理が恋しくなってきたので、帰国が少しだけ楽しみです。では。

(川崎君)
今日はホストファミリーの姉が帰ってきていて、
いつもより食卓が豪勢でした。
食事中の会話の中で、冗談がいくつか聞きとれて楽しく食事を楽しむことができました。

(大宮さん)
今日のレッスンでは自分たちの地元の地図を書いて英語で説明しました!
日本を思い出してすごく懐かしかったです!
家に帰ってから、日本から持ってきた道具で抹茶をたててあげたら、
すごく喜んでくれました。
そしてその道具をすごく珍しがってました。
ホストファミリーの家にあったイギリスの緑茶と飲み比べたら、
その緑茶の方が苦かった(笑)

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